地域(社会)で暮らすという選択肢

この冊子は、特定の施設を紹介するものではありません。

障害のある人が地域で暮らすために必要な考え方と、その背景にある制度の流れを、生活者の視点から整理したものです。



地域(社会)で暮らすという選択

〜ソーシャルインクルージョン~


地域で暮らすということは、誰かの許可を得ることでも、制度に合わせて生きることでもありません。

自分の人生を、自分のペースで歩いていくこと。

そのために必要な選択肢を、ひとつずつ確かめていくこと。


このページは、最初にホームページへ掲載した

『新しい形のグループホーム 〜ソーシャルインクルーという考え〜』

を補完する内容になっています。

ーー

制度は目まぐるしく変わり、わかりづらい部分も多くあります。

その流れを、できるだけ分かりやすく整理し、

あなた自身が「選べる」ようになることを願ってまとめました。


この文章が、あなたのこれからの生活に、小さくても確かな光となりますように。

人生は、諦めなければどこからでもスタートできます。 一発逆転は夢ではありません。 掴んでください。自分の夢を。自分の人生を。


ー EAGLE Charity Activity LTD

ー EAGLE



私(EAGLE)から

制度が変わるたびに、グループホームの役割や支援内容も少しずつ姿を変えてきました。

特に障害者総合支援法の施行以降は、

「地域で暮らすこと」そのものが大切にされる時代 になっています。

その流れの中で、

・グループホームの類型が整理され

・支援内容が明確になり

・本人の生活スタイルに合わせて選べる幅が広がりました


しかし現場では、制度を十分に知らないまま、

「相談員に紹介されたから」

「ケースワーカーに言われたから」

といった理由だけでグループホームを選んでしまう方が少なくありません。


制度を知らないこと自体は悪いことではありません。

ただ、知らないまま選ぶと、

『自分に合わない生活』を続けることになり、後で苦しくなる

という現実があります。


だからこそこの記事では、

「自分で選ぶための視点」

を持っていただけるように、制度の流れと現在のグループホームの仕組みを整理しています。

地域で暮らす一歩を、安心して踏み出してほしい。

その思いで、EAGLE Charity Activity LTD(EAGLE) としてまとめています。


 EAGLE Charity Activity LTD

ー EAGLE ー



目  次

1⃣ ソーシャルインクルージョンとは

2⃣ ソーシャルインクルージョンが注目された背景

3⃣ 障害者総合支援法との関係

4⃣ ノーマライゼーションとのつながり

5⃣ 合理的配慮とは

6⃣ 制度の変遷(年表)

最後に(EAGLE)

ーー

著者について(EAGLE)

62歳。福祉の専門職ではありません。

頸椎を損傷してから32年が経ち、

これまでの生活の中で感じてきたことを、

個人の趣味として静かに書き続けています。

専門家ではないからこそ、生活者の目線で伝えられることがあると感じています。



1⃣  ソーシャルインクルージョンとは

基本の考え方

ソーシャル・インクルージョン(Social Inclusion)は、日本語で 『社会的包摂(ほうせつ)』 と訳されます。

ーー

一言で言えば、

《誰も排除されず、地域の中で当たり前に暮らせる社会をつくること》

という考え方です。

・障がいがあっても

・年齢が高くても

・生きづらさがあっても

・家族がいなくても

地域の一員として、普通に暮らせるようにする。

これがソーシャルインクルージョンです。


砕くと(EAGLE)

ソーシャルインクルージョン 『社会包摂(しゃかいほうせつ)』

パッとみ、

ソーシャルインクルージョン(社会包摂)という言葉は、少し難しく聞こえるかもしれませが、

本質はとてもシンプルで、

「みんなで手を取り合って生きていこう」という考え方です。


では、この考え方がどのように制度へ反映され、現在のグループホームの姿につながっていったのか。

その流れを一緒に見ていきましょう。


2⃣  ソーシャルインクルージョンが注目された背景

日本でこの考え方が強く意識されるようになった大きなきっかけは、

障害者差別解消法(2016年施行)です。

 この法律は、

 ・障害を理由に断らない

 ・障害を理由に分けない

 ・障害を理由に排除しない

という価値観を社会全体に広げるためのものです。


つまり、

「排除しない社会をつくる」という価値観が、法律として明確に示されたということです。


3⃣ 障害者総合支援法との関係

障害者総合支援法(2013年)は、

「地域で暮らすことを支える仕組み」を整える法律です。


二つの法律の役割を整理すると、次のようになります。

 障害者総合支援法

  → 地域で暮らすための “仕組み” を整える

 障害者差別解消法

 → 社会が排除しない “価値観” を整える


この二つが揃ったことで、

《 ソーシャルインクルージョンが現実味を帯びてきた 》

という流れです。


4⃣ ノーマライゼーションとのつながり

ソーシャルインクルージョンの根っこには、

『ノーマライゼーション』 という理念があります。


ノーマライゼーション

『1950年代のデンマークで、ニルス・バンク=ミケルセンらが提唱した理念。

「障害のある人も、できる限り“普通の生活”に近い暮らしを送れるようにするべきだ」という考え方。』

つまり、

《 障がいがあっても、ない人と同じように普通の生活を送れるようにする 》

という理念です。


この流れを整理すると、次のようになります。

Ⅰ. ノーマライゼーション(理念)

Ⅱ. 合理的配慮(調整の方法)

Ⅲ. 障害者差別解消法(価値観の明文化)

Ⅳ. 障害者総合支援法(地域生活の仕組み)

Ⅴ. ソーシャルインクルージョン(実現)

  理念 → 方法 → 価値観 → 仕組み → 実現

という順番で、現在の日本の障害福祉が形づくられています。


5⃣ 合理的配慮とは

合理的配慮とは、

《 その人が社会で普通に暮らすために、できる範囲で調整すること 》

を指します。


・特別扱いではない

・過剰な負担でもない

・困っている人と一緒に 『できる工夫』を考える。

これが合理的配慮です。


合理的配慮は、ソーシャルインクルージョンを実現するための “”実践の道具“”

と言えます。


6⃣ 制度の変遷(年表)

今のような制度の形が見え始めたのは、2000年前後からでした。

この頃から、日本の福祉制度は大きく動き始め。


そして20数年が経った今、障害福祉は

「施設中心」から「地域で暮らすことを支える」方向へ大きく舵を切りました。

Ⅰ.2000年:支援費制度の議論が本格化

Ⅱ.2003年:支援費制度スタート

Ⅲ.2006年:自立支援法

Ⅳ.2013年:障害者総合支援法

Ⅴ.2016年:障害者差別解消法

制度は段階を踏みながら、地域生活を支える方向へと整えられてきました。


最後に(EAGLE)

障害があっても、自分らしく生きることを手放さないでください。

上手くいかない『今はできません』と言って大丈夫です。

誰かに手を借りることは、決して恥ずかしいことではありません。

むしろ、それは自然なことです。


それは迷惑ではなく、周りの人があなたを正しく支えるために必要なことです。

ひとりで抱え込まず、みんなで手を取り合って暮らしていきましょう。

笑顔のある社会づくりに向かって。



See you on this page again someday.

2026.01.26.22:00

I hope this reaches you.

From EAGLE


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私の人生は、まるでドラマか映画のように山あり谷あり。 でも、どんな時も冗談を言って、ふざけながら乗り越えてきました。 ここは、そんな“ふざけた私の人生記録”です。 障害を持って32年目。 誰かの明日が少しだけ軽くなるなら―― そう思って、このページを開設しました。 読んで、少しでも笑顔になってもらえたら嬉しいです。 日々の暮らしに疲れたら、ふらっと立ち寄ってください。 EAGLEは、ここで待ってい